コトバの持つチカラ

先日、福岡で行われた「TEDxFukuoka 2013」というイベントに招待され、足を運んできました。「TED」については、現在、NHKの「スーパープレゼンテーション」という番組でテレビ放送されていますので、ご存知の方も多いかと思いますが、さまざまな分野で活躍されている方々のプレゼンテーションを観ることができ、とても有意義なひとときでした。

私の個人的感想ではありますが、今回、特に印象的だったのは、ヒミ*オカジマさんのプレゼンテーションでした。

ちなみに、ヒミ*オカジマさんは、元々は福岡で飲食店を経営、2006年に渡米し、2007年にマンハッタンにレストランをオープンすると、アメリカフード界のアカデミー賞ともいわれるTime Out NY Foodアワードを受賞、その後、NYミッシュラン5年連続受賞という快挙を成し遂げた、素晴らしい経歴をお持ちの方です。

そんなヒミ*オカジマさんが、今回、プレゼンテーションのテーマとして選んだのが「言葉の持つ力」

2007年にマンハッタンにレストランをオープンした頃に、豚足を「Pig’s foot」という名前でメニューに載せて出したところゲテモノだと判断されて受け入れられなかったが、名前を「Pig’s foot」から「TON-SOKU」に変えると一躍看板メニューに。

その経験から、ヒミ*オカジマさんが気づいたのが、「人はコトバを食べている」ということ。

日頃、私も「コトバ」に深く関わる仕事をしているので、今回のヒミ*オカジマさんのプレゼンは、とても興味深く聞くことができました。

あともう一人、すごく印象的なプレゼンテーションをされていたのが、松尾謙二郎さん。

音を多角的にクリエイトすることで注目を浴びているクリエイティブチーム「インビジブル・デザインズ・ラボ」で代表を務めているのが松尾謙二郎さんで、彼ががサウンドデザインと木琴製作総合ディレクションを担当し、福岡県内で撮影・制作されたNTTドコモのコマーシャル「森の木琴(Xylophone)」は、カンヌ国際広告祭、金賞の栄冠に輝きました。

今回のプレゼンテーションでは、そのコマーシャルの制作にまつわる話を交えながら、クリエイティブな仕事をするうえで大切なことは「肌感覚」だという旨のお話をされていましたが、そのCMの映像がYouTubeで公開されていましたので、よかったらご覧ください。本当に素晴らしい映像です。

今回、私の会社、インターネットビジネスアソシエイツ株式会社は、「TEDxFukuoka 2013」をカンファレンスパートナーとして協賛いたしましたが、とても素晴らしいイベントにスポンサーとして協力できたことを、とても光栄に思っております。今後も、微力ではありますが、こういった取り組みを通じて社会貢献できればと考えていますので、どうぞよろしくお願い致します。

雑記

Posted by 時枝宗臣