How Search Works
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Google検索エンジン最適化スターターガイド

検索エンジン最適化スターターガイド(PDF 形式でダウンロード可能): サイトをGoogleウェブ検索用に最適化する方法について記載したGoogle の公式ガイド
How Search Works/キャプチャ画像


こんにちは。私はGoogleのエンジニアでサーチクオリティを担当しているMattCutts(マット・カッツ)です。

今日はウェブ検索の裏側を紹介します。


実は、Google検索が行われるとき、ユーザーはウェブを検索しているのではなく、Googleが持つウェブのインデックス、つまりGoogleがウェブ上で見つけることができたものの中から検索をしているのです。


ウェブ上から情報を集めるとき、スパイダーというプログラムが使われています。スパイダーは、最初にいくつかのウェブページの情報を取得し、次にそれらのページのリンクからリンク先のページの情報を取得します。

そしてさらにそのページのリンク先のページを辿り情報を取得していき、これを繰り返します。

こうしてとても大きなウェブのかたまりをインデックスします。数十億のウェブページは何千ものマシンに保存されています。

たとえば、チーターの走る速さを知りたいとします。


「チーター 走る 速さ」と検索ボックスに入力して実行すると、Googleのソフトウェアはインデックスを検索して、これらの検索クエリを含むすべてのページを探します。この場合、何十万のページが該当するかもしれません。

では、Googleはどうやって、ユーザーが本当に求めているページがどれかを判断しているのでしょうか。・・Googleでは200以上の「問い」を立てて、そこから判断をしています。



たとえばキーワードがそのページに何回含まれているか、そのキーワードはタイトルに現れているか、それともURLか、またキーワードの類義語が含まれているか、そのページを所有するウェブサイトの品質は高いか、低いか、スパムかどうか、PageRankはどれぐらいか、などの問いを立てて、各ページを評価しています。


ちなみにPageRankとは、Googleの創立者LarryPage(ラリー・ペイジ)とSergeyBrin(セルゲイ・ブリン)が発明したアルゴリズムで、外部からのリンクが存在するかによって各サイトを評価する仕組みです。


最終的に、わたしたちはこれらすべての要因を組み合わせて、各ページの総合得点を算出して検索結果をユーザーに返します。その間わずか0.5秒ほどです。

Googleは、公平で役に立つ検索結果を届けることに真剣に取り組んでいます。


お金をもらって、あるサイトをインデックスに追加することや、より頻繁にそのサイトのインデックス上の情報を更新すること、またそのサイトの順位を上げることは決してありません。
では、検索結果の一例を見てみましょう。

各エントリにはタイトル、URL、スニペット(説明文)があり、そのページが探していたページかどうかを判断できるようになっています。


他にも、類似ページへのリンクやGoogleが保存しているそのページの最新バージョンへのリンク、次に検索するかもしれない関連する検索キーワードが表示されます。



検索結果の右側や上に広告が表示されることもあります。Googleは広告事業にも積極的に取り組んでいますが、広告主のためにより適した閲覧者に広告を配信し、ユーザーのためには見たい広告だけを表示するよう努力しています。

広告を通常の検索結果と区別できるように表示することに、わたしたちはとても気をつけています。

探している情報を見つけるのに役に立つ広告が見つからないときは広告は一切表示しません。

ちなみに、チーターが走るときの最高速度は時速100km以上です。
